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    <title>From Chinatown New York</title>
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    <description>ニューヨークのチャイナタウンは、香港、中国本土、台湾と時差なし。ここでは最新の映画タイトルのDVDが手に入ります。映画情報をいち早くお届けします。</description>
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    <dc:date>2010-04-14T01:28:27+09:00</dc:date>
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    <title>「第9地区」</title>
    <description>

汚い、マナーを知らない、言葉が通じない、顔の区別が出来ない。人間へ同士の差別の理由なんて、こんなものだろう。アジア人がもたれがちな感想でもある。ところがこの映画で差別されるのは、UFOが壊れて帰る術をなくしてしまい、難民として移住してきたエイリアンたちだ。南アフリカ出身ニール・ブロンカンプ監...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<script type="text/javascript" src="/ScriptLoader?type=YouTube&amp;id=fPzNbalU-6s&amp;width=400&amp;height=300"></script><br />
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汚い、マナーを知らない、言葉が通じない、顔の区別が出来ない。人間へ同士の差別の理由なんて、こんなものだろう。アジア人がもたれがちな感想でもある。ところがこの映画で差別されるのは、UFOが壊れて帰る術をなくしてしまい、難民として移住してきたエイリアンたちだ。南アフリカ出身ニール・ブロンカンプ監督が、類稀なるB級最高傑作を撮り上げた。現代のスピルバーグの称号を思わず与えたくなる、痛快なSFアクション。<br />
<br />
28年前、正体不明の巨大宇宙船が突如、南アフリカ共和国に飛来した。故障した宇宙船の船内には、不衛生で弱り果てエイリアンの群れがいた。難民となった彼らの処遇が決まるまで、エイリアンはヨハネスブルグにある第9地区の仮設住宅に住まわされることになる。だが、言葉も通じず、野蛮で不潔なエイリアンたちは、下級市民として蔑まれる。市民とエイリアンの対立が激化したことを受けて、エイリアンを管理する民間企業MNUは、第9地区から郊外にある第10地区へ彼らの強制移住を決定。立ち退き作業を始めるにあたり、MNUはヴィカス・ヴァン・ダー・マーウィ（シャルト・コプリー）を現場責任者に指名する。事情を把握していないエイリアンたちから、承認のサインを無理矢理取りつけている際に、ヴィカスは謎のウィルスに感染。報告を受けたMNU上層部はヴィカス捕捉の指示を出す。<br />
<br />
大多数の白人で構成されたMNUの隊員たちは、エビと蔑称されるエイリアンたちを銃で小突き回し、殴ったり蹴ったりと虐待する。地区はナイジェリア人のギャングが仕切り、不法で武器を振り回し、エビたちに不当な値段で好物のキャットフードを売りさばく。初めはあまりの荒唐無稽さに笑ってしまうが、南アフリカだけではなく、世界中のゲットーでは多かれ少なかれ見る光景に、次第に現実を投影させていってしまう。初めはエビたちがどれも同じに見えるが、クリストファー・ジョンソンと名づけられた知能の高いエビとヴィカスが出会い、協力し合って行くあたりには、エビたちが可愛く見えてくる。<br />
<br />
MNUとギャングの両方の敵に攻撃ながら、クリストファーの悲願を達成させるため、ヴィカスは戦うことを決意する。ETを彷彿とさせるストーリーだが、ニュース映像、ドキュメンタリー映像などを駆使し、物語にどんどん引き込まれて行ってしまう。コメディ、アクション、ホラー、SF といろいろな要素を含み、発想の自由さに目を奪われ、空中撮影を多用した創意工夫にのめりこみ、次第に心を奪われていく。ラストは手に汗にぎる。バカバカしいB級作品の皮をかぶりながら、幾重にも重なり織り込まれた、痛烈な人種差別や戦争で利益を得る企業への抵抗が垣間見える。何度でも観たくなる深い味わいの秀逸な作品。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>インディペンデント</dc:subject>
    <dc:date>2010-04-14T01:28:27+09:00</dc:date>
    <dc:creator>hkny　Emi Ueyama</dc:creator>
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    <title>ハート・ロッカー</title>
    <description>

隣で歓談していた戦友が、突然撃たれる。倒れた後、互いの手を握り締め、涙をこぼして家族への最後の言葉を伝える……などということは実際の戦争では起こらない。次に撃たれるのは確実に自分。見えない相手の恐怖と戦いながら、見えない相手と一戦交える──。

戦争ジャーナリストでもあるマーク・ボールが...</description>
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<br />
隣で歓談していた戦友が、突然撃たれる。倒れた後、互いの手を握り締め、涙をこぼして家族への最後の言葉を伝える……などということは実際の戦争では起こらない。次に撃たれるのは確実に自分。見えない相手の恐怖と戦いながら、見えない相手と一戦交える──。<br />
<br />
戦争ジャーナリストでもあるマーク・ボールが、2004年にイラク駐留の爆発物処理班を取材した体験を脚本化した「ハート・ロッカー」。女性監督キャスリン・ビグローの冷めた視線が観客を映像に引き込み、戦争そのものに巻き込まれたような錯覚を引き起こす。第67回米ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞など３部門にノミネートされたほか、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞、監督賞を受賞。米アカデミー賞では９部門にノミネート、作品賞も有力視されている。<br />
<br />
イラク・バグダッド郊外。米軍の爆発物処理班は日々、爆弾の解体、爆破作業を進めていた。ある日、ラジコンでの遠隔処理に失敗し、手動で作業を進めていると、避難しそびれた市民がかけた携帯電話に爆弾が反応し、爆発してしまう。その後、殉職した隊員に代わり、“約800個の爆弾処理に成功した”経験を持つ、命知らずのウィリアム・ジェームズ（ジェレミー・レナー）が赴任してくる。処理班と姿なき爆破犯の壮絶な死闘が再び始まる。<br />
<br />
爆弾処理にあたり、あまりにリラックスした態度のジェームズ。処理班のサンボーン（アンソニー・マッキー）とエルドリッジ（ブライアン・ジェラティ）は、反感を覚える。典型的な黒人労働者階級出身のサンボーンは、白人のジェームズに心の底で嫌悪感を抱いている。目の前で爆死した仲間がトラウマのエルドリッジは、精神科医の世話になっている。そんなばらばらな３人だが、チームメイトとして修羅場をくぐるうち、友情以上の固い絆を築いていく。ジェームズに対するサンボーンの言葉が印象的だ。「子供をつくることにする。彼女がずっとほしがっているんだ。僕のレガシー（遺物）を残したくなった」。人間の本能に目覚めたかのように、少し悲しげなサンボーン。ジェームズは別れた妻との間に息子がいるが、ほしくて作った子供ではなく、愛情を持てない。だが、基地でDVDを売る少年には優しさを見せる。<br />
<br />
実際の戦争は、数秒の気の緩みも許されない。３人は40キロもあるスーツを着て、毎日数個の爆弾を処理する。「ドキュメンタリーに近い雰囲気を出すため、俳優に自由に動いてもらい、カメラの位置を明かすことなく、隠し撮りのような手法を使った」というビグロー監督。過酷なヨルダンの砂漠での撮影で、俳優たちは本当に命の危険を感じたという。<br />
<br />
「戦争は麻薬である」冒頭で米ニューヨーク・タイムズの記者、クリス・ヘッジスの言葉が流れる。「平和のため」と戦争を起こす政治家、利権をむさぼる企業に向けた言葉ではない。家族と囲む夕食を夢見ながらも、戦場ではアドレナリンを放出させて任務を遂行する。脳内麻薬に犯された兵士たちは、帰国後に本気で戦地を懐かしむのだ。“戦争中毒者”の問題は、もはや無視できる段階にない。トラウマの一言で片付けられない深い問題を、「ハート・ロッカー」は提起している。]]></content:encoded>
    <dc:subject>インディペンデント</dc:subject>
    <dc:date>2010-02-28T10:07:31+09:00</dc:date>
    <dc:creator>hkny　Emi Ueyama</dc:creator>
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    <title>マッド探偵 / Mad Detective </title>
    <description>


何らかの事情に巻き込まれてしまい、思ってもいない方向に足を踏み外して行く。日常でも決してありえない話じゃない。それでもさすがにこんな男はいないし、こんな男に絡め取られていくやつもいない、はずだけど。
ジョニー・トー監督の「マッド探偵」は、キチガイ元警官バンを軸に展開していく。サイコスリ...</description>
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<br />
<br />
何らかの事情に巻き込まれてしまい、思ってもいない方向に足を踏み外して行く。日常でも決してありえない話じゃない。それでもさすがにこんな男はいないし、こんな男に絡め取られていくやつもいない、はずだけど。<br />
ジョニー・トー監督の「マッド探偵」は、キチガイ元警官バンを軸に展開していく。サイコスリラーとも、アクションとも、コメディともいえない、しかしそのどのカテゴリーとしても十分に納得できるトー・ワールド炸裂の傑作だ。<br />
<br />
　窃盗犯を追う警官二人が、森の中へ迷い込む。うち一人は、犯人とともに行方不明に。しばらくして連続殺人事件が発生。凶器に使われたのは、消えた警官の銃だった。捜査にあたった刑事・ホー（アンディ・オン）は、人間の内面が見透かすことができる男（ラウ・チンワン）に協力を依頼する。バンはかつて有能な刑事だったが、透視による意味不明な行動が原因で退職させられていた。ホーはともに、犯人の行方を追う。二人は、行方不明になった警官の片割れ・コウ（ラム・ガートン）が怪しいとにらんでいる。バンの目にはコウの中の“７つの人格”が透けて見えていた。若く美しい女、太った大食いの男……次々と現れては消える。それだけではない。自分の離婚した妻が、今も一緒にいると信じるバン。<br />
<br />
彼はただのキチガイか、それとも本当に心の中の声が聞こえているのか。最後の最後までわからない、いやきっとどちらも本当なんだろう。思考の迷宮に迷って行くうち、答えがどんどん遠ざかる。殺された人の心を覗く為、林に穴を掘り、自ら土をかぶせるバン。だがそこで見えた答えは本当に事件の真実か。<br />
<br />
この作品は、バンの見える世界と現実世界の映像が交互する。そのの緻密な交差のタイミングは、ジョニー･トーと脚本のワイ・カーファイの見事な職人芸が生きている。<br />
キチガイの元刑事が、なんの違和感も無くハマっているラウ・チンワンはやはり類稀なる才能の持ち主だ。恋に不器用な、朴訥としたシングルファーザー、上司の妻と不倫しているセクシーな警官、何をやっても人心をわし掴む。<br />
<br />
映画についているカテゴリーは、宣伝以外にはなんの意味も無い事が、この作品を観ると良くわかる。スリラーでもホラーでも、映画は面白ければいい。面白くて可笑しくて、怖ければもっといい。ジョニー･トー監督の映画に対する情熱を、ふんだんに感じることができる１時間30分だ。]]></content:encoded>
    <dc:subject>ジョニー・トー</dc:subject>
    <dc:date>2010-02-27T02:54:23+09:00</dc:date>
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    <title>空気人形</title>
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登場人物の全員がなんらかの破綻を抱えている。誰も気が付かない程の小さなな歪みが、やがて些細なきっかけによって崩壊する。是枝裕和監督が書き続けるテーマの集大成といえるこの作品、ホウ・シャオシェン、ウォン・カーウァイ、パトリック・ヤン等錚錚たる面々の撮影を勤め上げた、リー・ピンビンが俳優達の豊か...</description>
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<br />
登場人物の全員がなんらかの破綻を抱えている。誰も気が付かない程の小さなな歪みが、やがて些細なきっかけによって崩壊する。是枝裕和監督が書き続けるテーマの集大成といえるこの作品、ホウ・シャオシェン、ウォン・カーウァイ、パトリック・ヤン等錚錚たる面々の撮影を勤め上げた、リー・ピンビンが俳優達の豊かな表情を切り取ってみせた。この映画の企画を9年間暖めていたという是枝監督、シュールなシュチュエーションを、日常に摩り替えてしまう手法は天才的だ。「誰も知らない」に続く、カンヌ映画祭参加作品。ニューヨーク、フィルム・コメント・セレクト、招待作品として、ニューヨークで上映された。<br />
<br />
古びたアパートに住む中年男の秀雄が、5000円で購入した空気人形ノゾミが、ある朝心を持つようになってしまった。やがてノゾミは街へ繰り出し、純一が働くレンタルビデオ屋でアルバイトをするようになる。言葉を少しずつ覚えると同時に、純一に惹かれ始めるノゾミ。ある事件がきっかけで、彼女が空気人形であるという事が、純一に知れるところとなる。<br />
<br />
古びたモルタル住宅が建ち並ぶ、東京の下町の風景。すぐ近くまで大規模なタワーマンションが迫る。懐かしくも質素なこの街に住む人々の物語が交差して行く。それぞれ心に孤独を抱え、処理しきれず、少しずつ壊れかけた心を持っている。<br />
まず秀雄を演じる板尾創路がとてもいい。立ち姿だけで哀愁が漂う稀有な存在感を放っている。秀雄は空気人形にノゾミという名前をつけて、本物の恋人以上に慈しむ。服を着せ替え、風呂に入れ、仕事帰りには一緒にコーヒーを飲む。ビニール製の安物のノゾミを擬人化する映像は、酷く滑稽であるはずなのに、なぜか良くある日々の一コマに見えてくる。命を得たノゾミは、野花や空き瓶などの、普通の人々には見向きもされないもの達の美しさに心を躍らせる。初めて見る木、初めて見る街、初めて見る川。ある日流れていた海の映像を観て、ノゾミが聞く。「あれは何」「海だよ」「海ってなあに」「海見たことがないの」驚いた純一はノゾミをお台場のビーチへ連れて行く。<br />
<br />
生きる喜びに満ち溢れるノゾミ。世界はこんなにも素晴らしい。やがて純一への愛を知り、心の痛みを覚えてしまったノゾミ。<br />
<br />
純一は一番まともなようで、例外ではない。空気人形だったノゾミが次々と質問攻めにするが、何も聞かずに優しく教えてやる。普通なら幼児レベルの簡単な単語一つ知らない女の子に、不信感を抱かないのも不自然だ。物語が進行していくにつれ、純一も壊れた一部分を持っている事がわかる。<br />
<br />
一見洗練され、何もかも美しい東京の風景、草木に触れる、空を見上げる、夜露を掬う。現代人が忘れ去ってしまった感覚を、嬉々として体感するノゾミ。無垢すぎる感性を説得力を持って演じるペドゥナは、文句なしに素晴らしい。序盤は人形らしく喜怒哀楽の無い顔だったが、終盤に近づくにつれ、表情がだんだん多彩になっていく。きれい、嬉しい、楽しい、だが心はそんなに単純じゃない。悲しい、寂しい、という感情にも徐々に目覚めていくノゾミが切ない。<br />
<br />
性の代用品、でも誰かの唯一の存在になりたい。女の子なら誰でも持っている感情を代弁するノゾミ。人間の身勝手な性を無理やり白昼にさらすが、観客を決して不快にさせない高等な技術を、是枝監督は確かに持っている。]]></content:encoded>
    <dc:subject>インディペンデント</dc:subject>
    <dc:date>2010-02-27T01:32:56+09:00</dc:date>
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    <title>「フローズン・リバー」 </title>
    <description>


人種差別は、突き詰めれば自己防衛本能なのか。移民社会の米国、カナダでは、人種間の摩擦は毎日目のあたりする現実であり、軋轢は朝飲むコーヒーの苦味のようなもの。特に原住民居留区に隣接して住んでいるなら、なおさらだ。社会の最下層に沈殿して、身動きが取れない主人公は、無教養で、パキスタンがどこだ...</description>
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人種差別は、突き詰めれば自己防衛本能なのか。移民社会の米国、カナダでは、人種間の摩擦は毎日目のあたりする現実であり、軋轢は朝飲むコーヒーの苦味のようなもの。特に原住民居留区に隣接して住んでいるなら、なおさらだ。社会の最下層に沈殿して、身動きが取れない主人公は、無教養で、パキスタンがどこだかわからず、イスラム教徒であるだけで、テロリストだと決め付ける。夫は先住民だが、白人でない彼らに理解を示す事が出来ない。<br />
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クリスマスマ間近　カナダ国境の先住民居留区に隣接する町のトレイラーハウス住むレイ（メリッサ・レオ）は、プレハブ住宅建築の為に貯金していた金を、賭け事好きの夫に持ち逃げされてしまい、二人の息子との日々の食事にも事欠くほど困窮していた。そんな時先住民のライラ（ミスティ・アップハム）と出会う。ライラは密入国者の闇の運び屋で、凍った河を越えて国境を渡るたびに１２００ドルを受け取っていた。安い時給のパートタイムでは埒が明かず、プラズマテレビの月賦とプレハブ代金を工面する為、レイは闇の運び屋に手を出す。初めは先住民がパートナーで、アジア人の不法移民を車のトランクに乗せる事に不快感を抱き、弾圧されてきた歴史を持つモホーク族のライラは、白人のレイに嫌悪感を抱く。打ち解けないまま仕事を重ねていたが、夫に先立たれたライラは、実は義母に奪われた息子を引き取る為に危険な家業に手を出している事を知る。<br />
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初の長編作品でサンダンス映画祭、ドラマ部門・審査員大賞（グランプリ）を受賞したコートニー・ハント監督の写実的な視線は、米国によくある貧困の光景を見事に切り取ってみせる。最北の田舎町にに住む労働者階級の一家は、低所得、低学歴、の象徴であるトレイラーハウスに住み、夫は失踪、そのせいで長男の学食代も払えない。たんたんとした日常の描写には「泣き」がない。異常な格差社会と、歴然と存在しながら捨て置かれ、社会に黙認されているている差別へ怒りがあるのみだ。<br />
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「リアルな質感を出す為に、スーパーの安売りの化粧品で自ら化粧を施した」と言う、レイ役のメリッサ・レオは強烈な存在感で、画面を圧倒する。彼女は顔の表情のみで、貧困から抜け出せない閉塞感を表現している。「ハリウッドには有能な俳優が大勢いるが、主役をはれる役者は限られている。彼女はその一人だと思う」とハント監督が惚れ込んでの起用だ。メリッサ・レオはこの作品で、２００８年度米アカデミー賞　最優秀主演女優賞にノミネートされた。<br />
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白く枯れた大地、分厚く凍った河に車を失踪させるレイとライラ。凍っている河を渡るのは危険だが、法を犯すのはもっと危ない。レイは初めは闇仕事に手を染める事を堅く拒否するが、目の前の現金の魅力につい、負けてしまう。無事一度目の密入国を成功させたが、自治区である先住民居留区の出口には、パトロールカーに乗った警官が待機していた。「大丈夫よ、あんたは白人なんだから」一度捕まったというライラ。子供に食べさせるものもなく、支払いに切迫したレイはされに数回密入国に手を染める。３度目はイスラム教徒の装束を着た夫婦が“お客”だ。「何なのあいつら」「パキよ」「誰それ」「パキスタン人の事よ」「その国ってどこにあるの」「関係ないわ」危険物が入っていると決め付け、夫婦の鞄を河に捨ててしまうレイ。鞄には、かけがえないあるモノが入っていた。<br />
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レイはいろいろなボーダーを越える。国境（ボーダー）を越える。一般人と犯罪者の間の垣根（ボーダー）を越える。人種間の垣根（ボーダー）を越える。確執のあった二人が徐徐に互いを思いやる気持ちが芽生え、誤解が理解に変わっていく時、絆が生まれる。レイが人種間のボーダーを越える発端となったのは、母性と人間愛だ。肌の色が違っても母性は同じ、子供を愛する気持ちも。人種間の垣根の高さは、越えてみると案外たいした事がない。]]></content:encoded>
    <dc:subject>インディペンデント</dc:subject>
    <dc:date>2010-02-20T01:10:06+09:00</dc:date>
    <dc:creator>hkny　Emi Ueyama</dc:creator>
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    <title>意外と、牯嶺街少年殺人事件 がニューヨークで上映されます</title>
    <description>Film Comment Selects　というニューヨークの映画祭で、
ソイ・チェン監督作品の「意外」と、エドワード・ヤン監督の「牯嶺街少年殺人事件 」が上映されます！！！

「意外」は私個人の2009年のベスト３に入るほど、気に入っている作品で、「牯嶺街少年殺人事件 」にいたっては、生涯忘...</description>
    <content:encoded><![CDATA[Film Comment Selects　というニューヨークの映画祭で、<br />
ソイ・チェン監督作品の「意外」と、エドワード・ヤン監督の「牯嶺街少年殺人事件 」が上映されます！！！<br />
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「意外」は私個人の2009年のベスト３に入るほど、気に入っている作品で、「牯嶺街少年殺人事件 」にいたっては、生涯忘れられない大好きな作品。<br />
「牯嶺街少年殺人事件 」が上映される事は、ニューヨークではおそらくもう無いことなので、在住の人はお見逃し無く。<br />
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http://subwaycinemanews.com/archives/791<br />
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ちょい興奮気味。]]></content:encoded>
    <dc:subject>ニュース</dc:subject>
    <dc:date>2010-02-12T01:27:01+09:00</dc:date>
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    <title>Vengeance / 復仇</title>
    <description>

「記憶がないのに、復讐になんの意味がある」人間の本当の幸せは、人を恨む気持ちからではなく、愛する気持ち。深いメッセージを秘めているこの作品は、カンヌ映画際でも評価された。まずフランス、そして世界へ、と狙いを定めたのか。ジョニー・トー監督の新たな挑戦と、大衆受けへの脱皮へと決意が透けて見える。...</description>
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「記憶がないのに、復讐になんの意味がある」人間の本当の幸せは、人を恨む気持ちからではなく、愛する気持ち。深いメッセージを秘めているこの作品は、カンヌ映画際でも評価された。まずフランス、そして世界へ、と狙いを定めたのか。ジョニー・トー監督の新たな挑戦と、大衆受けへの脱皮へと決意が透けて見える。英語、フランス語、広東語を縦横無尽に駆使した意欲作。フランス合作。<br />
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マカオのある裕福な一家として暮らす娘の夫、息子二人が何者かに襲撃され惨殺される。フランス人の娘だけは一命は取りとめたものの、重症で話もできない。復習を誓った父親のコステロは、ホテルで三人の暗殺者と出会い、娘一家の復讐を要請する。だがコステロには古傷が原因で記憶障害があった。<br />
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カルト的な人気が今でも止まない「ミッション」、最高作品との声が高い「エグザイル」との三部作の位置づけがなされているが、この作品はジョニー・トー国際的な認知を狙っている。アンソニー・ウォン、ラム・シュ、サイモン・ヤム、ラム・カートンなどの、常連を集め、「エグザイル」をほうふつとさせるシーンが多々あり、「ミッション」から続く様式美も健在。映像がとにかく素晴らしく、無国籍に見えるマカオの街を、俳優達の立ち姿を、「エグザイル」以上に魅力的に撮っている。<br />
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「エグザイル」は、一部ファンには熱狂的に支持されるものの、女性の観客に受け入れ辛い面もあり、賛否両論の批評を受けた。特に海外での評判は不本意で、いくつかのシーンが現実的ではない、との評価もあった。だが、それらの批判への答えは今作品にある。ストーリーが簡潔でわかりやすく、説明も丁寧だがスピード感はむしろアップしている。行き当たりばったり感が魅力でもあった「エグザイル」だが、今作品では、主人公の行動に韻を含ませ、ラストに繋いだ。ペーソスもあり、これはヨーロッパの観客に喜ばれただろう、と想像できる。言葉にしなくても表情で読む、というアジア的な美徳をこの際捨て置き、世界の観客の目を意識した。<br />
<br />
反面ファンサービスも怠らず、トー作品に精通していなければ分からない、ニヤリとするポイントも沢山ある。レストランオーナーであるコステロが、娘の家の冷蔵庫に残った食料でパスタを作り、皆に振舞う。料理を作り、皆で食べるのは多くの作品でも御馴染みのシーンで、ファンなら　ふ、と微笑が浮かぶ。<br />
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フランスでの人気が高いトー監督は、合作を切望していたと聞く。長らく、同じスタッフを使うことでも有名なトー氏。阿吽の呼吸を自から破り、新境地を開いた。作品のセリフは、大部分で英語が使われており、外国語の映画は苦手な米国人への敷居も低くしている。ハリウッドのリメイクもいいだろうが、ジョニー・トー作品自身が、世界で観れればもっと良い。この作品がそれを叶えてくれるのを、ファンは固唾を呑んで待っている。]]></content:encoded>
    <dc:subject>ジョニー・トー</dc:subject>
    <dc:date>2010-01-29T08:04:09+09:00</dc:date>
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    <title>不能沒有你 </title>
    <description>




すごい作品だ。思わず台湾映画バンザイと叫んでしまうほど。もしかしたら０年代のベスト１かもしれない。それほどこの作品を手放しで褒め称えたくなる。こんな気持ちになったのは他にも大勢いるようで、2009年台湾金馬獎では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀オリジナル脚本賞、2009年度台湾...</description>
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すごい作品だ。思わず台湾映画バンザイと叫んでしまうほど。もしかしたら０年代のベスト１かもしれない。それほどこの作品を手放しで褒め称えたくなる。こんな気持ちになったのは他にも大勢いるようで、2009年台湾金馬獎では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀オリジナル脚本賞、2009年度台湾傑出映画など5部門を受賞。アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表にも選ばれた。<br />
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　台湾南部、高雄の港で暮らす武雄と７歳の娘・妹仔。武雄は潜水工員で、妹仔は魚釣りを手伝いながら、貧しいが肩を寄せ合って生きてきた。だが妹仔の小学校入学に際し、武雄は役所から妹仔は出奔したまま行方のわからない母親の方の籍に入っていて、保護者としての資格がないと聞かされる。小学校時代の同級生を頼り２人は台北へ向かうものの、法律やさまざまな制度が壁となって立ちはだかり、とうとう自殺騒ぎを起こしてしまう。<br />
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全編白黒の画面、ドキュメンタリー風に撮られた映像は美しく、悲しい。主人公の武雄は不器用で社会の底辺にいる。まじめに働くが、欲張りな雇い主に詐取されたり、大怪我をしたりもする。娘を懸命に愛し守ろうとするが、役所にたらいまわしにされてしまい、追い詰められて、不注意から警察に逮捕されもする。だんだん深みはまり、そのまま抜け出せない主人公が切ない。経済的に躍進している台湾だが、格差社会はやはり深刻で、弱者にとって制度に大きな問題があるようだ。それを声高に叫ぶでもなく、じっくりと見せる。<br />
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へたをしたら、世間に忘れ去られてしまいそうな、地味な作品だ。スターもいない、レオン・ダイは著名な俳優だが、初監督だ。人間の一番必要なものはなんだろうか、というメッセージが強烈に込められていて、感動が止まらない。幸せや人を思う気持ちは、お金でもなく、犠牲もなく、側にさえいられたらと願うこと。とにかくこんなに素晴らしい映画に出会うのは、今の時代簡単ではない。台湾は、やっぱりすごい。<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>台湾</dc:subject>
    <dc:date>2010-01-13T09:39:06+09:00</dc:date>
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    <title>父子/　After This Our Exile</title>
    <description>


初めに頭に浮かんだのは、どうしてこのような作品が米国で撮れないのか、という事だ。主人公の育児責任放棄が程度を超えていて、妻が不貞を働く、児童虐待もあり倫理に逸脱しているから、悪影響を心配する保守派の多い米国の映画産業では、ある意味ここまで過激な作品は配給が難しい。
米国でも親がろくでな...</description>
    <content:encoded><![CDATA[<script type="text/javascript" src="/ScriptLoader?type=YouTube&amp;id=JHyXGBL3u8M&amp;width=400&amp;height=300"></script><br />
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初めに頭に浮かんだのは、どうしてこのような作品が米国で撮れないのか、という事だ。主人公の育児責任放棄が程度を超えていて、妻が不貞を働く、児童虐待もあり倫理に逸脱しているから、悪影響を心配する保守派の多い米国の映画産業では、ある意味ここまで過激な作品は配給が難しい。<br />
米国でも親がろくでなし、という設定の映画は多くある。しかしこの作品程、芸術性に優れ、しかもリアリスティックな映画に出会えるほど、米国の映画環境は恵まれていない。優れたインディペンデント映画の作品も多くある、だが保守派が権威を持つレイティングに脅える監督達は、行き過ぎがないよう、縛り付けられ、描きたいテーマに手を出せない。<br />
香港、台湾のもっとも権威のある賞に選ぶ映画界の目利きの鋭さ、いい作品であると認め、足を運ぶ観客達。米国に住む我々は、嫉妬する以外無いのか。<br />
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タイトルバックでノックアウトされた。ボートがゆっくり進む青い池の映像に、子供の歌う『You are my sunshine 』アジアの独特な湿り気が作り出す色彩の多彩さ。カビの生えたコンクリートの壁、太陽の黄色、街路樹の緑。たった七作の珠玉の作品を残し、数々の監督達に影響を与え、十七年間監督業から遠ざかっていた、パトリック　タン　監督の最新作、「父子」は、美し過ぎると同時に大きな痛みを伴う作品だ。ウォン・カーウァイが師と仰ぐ香港ニューウェーブの旗手のタン監督は、この作品で、第43回台湾金馬奨で最優秀作品賞、第26回香港映画金像奨で最優秀監督賞や作品賞、脚本賞など五部門を受賞。第19回東京国際映画祭でも最優秀アジア映画賞と最優秀芸術貢献賞を受賞した。<br />
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　 食堂で料理人をしている周長勝（アーロン・コック）は、ギャンブル好きが祟って多額の借金を負っている。そんな夫に愛想を尽かした妻の玉蓮（チャーリー・ヤン）は、息子の樂園（ン・キントー）をおいて家を出て行ってしまう。妻に逃げられ途方に暮れた長勝は、仕事もクビになり、樂園は学校へ行くバス代が払えなくなり、電気代さえも払えず止められてしまう。やがて借金取りから逃れるために家を出た長勝と樂園は、隣町の安宿に留まることになる。そこで娼婦の阿芳（ケリー・リン）と知り合った長勝は、彼女の稼ぎを当てにしようと画策するが叶わず、樂園を盗みを働くよう強制するが。<br />
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盗難計画の為に忍び込んだ家で、熱を出した子供に語りかける母親の言葉を聞いてしまう樂園「あなたは私の大事な宝物。とても愛しているわ」盗み聞きしているうちに涙が止まらなくなってしまう。どうして僕は母に捨てられてしまったの、どうして僕は愛されないの。無言で伝えるシーンは胸が痛くなる。息子への愛を口にしながら、引き取ろうとしない母親。その母親に会いに家出する息子が戻っていた時、激しく摂関してしまう父親。子供を肉体的、精神的に虐待する親の身勝手さは重いテーマなのに、父親にも、母親の立場にもつい共感させられてしまうのは、力のある脚本とタン監督自身の人格だろう。<br />
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英語題が非常にいい、『After This Our Exile』激しい愛ゆえにがんじがらめになってしまうこの父子がExile（追放）の果てに見た物は。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>香港・新作</dc:subject>
    <dc:date>2010-01-11T13:14:04+09:00</dc:date>
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    <title>竊聽風雲　オーバーハード</title>
    <description>


緑の数字が徐々に上がって行く。その時の高揚感は、株取引をやった事があれば、覚えがあるはずだ。実際には倍の価格に成る事などない。もしそれが可能ならば、悪魔に魂を売ってやる、と思ってしまったのは、誰でも少なからず経験があるのではないだろうか。もし家族が病気でお金がどうしても要るなら、もし目の...</description>
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緑の数字が徐々に上がって行く。その時の高揚感は、株取引をやった事があれば、覚えがあるはずだ。実際には倍の価格に成る事などない。もしそれが可能ならば、悪魔に魂を売ってやる、と思ってしまったのは、誰でも少なからず経験があるのではないだろうか。もし家族が病気でお金がどうしても要るなら、もし目の前にインサイダー取引の情報があったなら。<br />
<br />
「インファナルアフェア」シリーズや「傷だらけの男たち」のアラン・マック監督と脚本家フェリックス・チョンが共同監督・脚本に挑んだ金融サスペンスで、この二人が揃うだけでもファンは涎れものだが、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ダニエル・ウーが主演、イー・トンシンが制作と来れば、期待値は自ずと上がるというものだ。ちょっと草臥れているが洗練された刑事達が、屋上で香港のビルをバックに話すシーンは、インファナルアフェアを彷彿とさせるが、主演の３人は、古くからのトーシン組。制作者と監督の見事な融合と言うべきか、イーがしっかりと足跡を残しているのも、妙味がある。<br />
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　情報科の刑事、梁（ラウ・チンワン）、楊（ルイス・クー）、林（ダニエル・ウー）らは、盗聴器と隠しカメラを使って不正株取引の疑いがある企業・風華國際の社長を監視していた。楊は病気の子どもを抱えているうえに自身もガンで、死ぬ前に家族にまとまった金を残していきたいと思っていた。林は良家の娘との結婚が決まっているが、稼ぎが少ない事を苦にしていた。愛人との会話の盗聴で、翌日に株価が上がることを知った楊と林は、その株を無事買う事が出来たが、あまりにも価格が急激に上昇した為、取引停止になってしまう。事の次第を察した梁は、彼らをかばう為に証拠隠滅に加担し、自らも犯罪を犯してしまうが。<br />
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音楽、撮影も素晴らしく、脚本は知的にはらはらさせる。病気の子供を持つ、家族思いの楊を演じるルイス・クーが白髪で老け役を暖かく演じているし、上司の妻と浮気をしているラウ・チンワンもいつもどおりの大人の色気を振りまく。珍しくスターオーラを消している、やせっぽちのダニエル・ウーには、演技派への転身の意思を感じる。盛りだくさんの内容を、きっちりとまとめているのは、監督の技量と俳優達の芝居によるところが大きい。<br />
問題点を挙げるなら、インサイダー取引に対する、知識が少しあやふやではないかと思う点だ。株取引は、銀行口座のように、無記名では出来ないから、刑事達が取引をするのは、そもそも不可能のはず。だが香港映画たるもの、少しくらいご都合主義でなくてはいけない。<br />
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中国経済の急成長に合わせて、香港市場も拡大した。金融犯罪ドラマの盛況は必然の成り行きのはず。黒社会映画くらいの盛り上がりを期待したい。]]></content:encoded>
    <dc:subject>香港・新作</dc:subject>
    <dc:date>2010-01-06T12:56:54+09:00</dc:date>
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